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Yosshibox Blog

「芳川よしの」についての最新情報を書きます!

"Lose a turn"

人生の「一回休み」にまたしても陥ってる気がするので、思考を整理するために文章を書いてみる。一体私は何者なのか、さっぱりわからないというところに、せめて見当くらいはつけたい。


最近の口癖、「音楽にもう興味がない」なんてのは多分嘘か欺瞞で、本当は音楽でめちゃめちゃ売れたいんだと思います。そういうことにしておきたい。それで、なんで売れたいかって、音楽を作れる環境に引き続きいられるから。でも、現状自分にそれはできない理由を考えて、ひたすら列挙してもう諦めるしかないって言ってる。パーティーに誘われても、だいたい断ってしまう。音でキラキラしている空間に行くのが辛いから。CD屋にも、楽器屋にも入ることすらすこし嫌悪感がある。曲を書いて欲しいと言われても、結局断ってしまう。新しい音楽を聴くのも、嫌になってしまった。シンセサイザーは、鍵盤が凹んで、埃をかぶっている。

なんなんだろうこれは。斜に構えてしまっているのだろうか。かつては他の雑務に時間を使わずに、集中して音楽に取り組んでその果てを見に行きたい、ただ誰もしらないような音が作りたい、いや、そうしたかった。それだけだった。そして、それを成し遂げるためにやはり今やらないといけないことは生きることでありそのために生活をするためのお金は必要であり、音楽以外の勉強をすることなんです。そうして、とりあえず仕事でもしたほうがいい。なにか人生を前に進めたほうがいい。誰だって破滅はしたくない。

それと同時に、私にはまだやりたいこともある。DAWだって作りたい、プラグインだってつくりたい。人並みの幸せだって欲しい。コンピュータサイエンスの知識が間違いなく必要な時期になってきた。ひたすらCodecademyをやって、英語を聞く練習だって言ってHouse M.D.を見続けている。医療ドラマ、めっちゃ好きってのもあるんだけど。でも、医者は嫌いだ。いくらかマシにはなってきているのだろうか。コードを見ても、英文を見ても吐き気はしない。それで、この小さな一歩で、一体なにが変わるんだろう。職業エンジニアになりたいわけでもない。誰かの考えたサービスのためにコードを書くなんて1行もやりたくない。

ただ誰もしらないような音が作りたいだけだった。でも、その果てに一体なにがあるというのだろう。先端を行き過ぎても、それは孤独な戦いだ。別に私ってそんなに先端じゃないじゃん!ってのはもう分かっているんです。で、そういう音を作って、現実になったからといって、それで得るものは?世界は何一つ変わりはしない。私は一体、なにがしたかったのだろう?私は、何者なんだろう。音楽家だったの?

芸能がやりたいわけではない、人と関わりたいわけでもない。誰それが売れていて、フェスに出て、なんて話をされても、どこか狂った他の世界の話に聞こえてならない。〜〜がとても儲かるからおすすめするよ、という人もいる。でも私が暮らすのは、相変わらず実家のベッドルームだ。全部、私の狂気がみせた夢だったんだってオチでも今なら許すよ。これは現実なのか、夢なのか、そこからしてもうよく分からない。人はこうやって壊れていく。

久しぶりに時間が作れたから、音を作ろうとおもったけどおもったようにいかないし、作っている最中にこんなんでいいんだろうか、誰だったらこうするとか、人に届けたいならこうするとか、たくさんの邪念が邪魔をしてくる。そうして結局DAWを閉じる。

自律神経は相変わらずぶっ壊れてて、治る気配はない。それでもなお、外には健康状態は「極めて良好」と言い続けないといけない。理解されようなんて考えは甘い。一度スティグマを貼られたらおしまいだ。5年間治すために試せることはほとんど全て試した。一定の成果はあった。うまくいったこともあったが、たいてい他に問題が見つかって中止せざるを得ない。今日はダメだった。時間はただただ、過ぎていく。私には、本当になにもない。ゼロだ。それどころか、マイナスだ。


先に死んでったやつは、ちょっとズルいよ。私はもう何十年か苦しんでからにします。ただ、できるだけ穏やかに愛のある日々を過ごせますように。

ところで、アーティストって結局集客ビジネスだよね・・・。って最近気づいた。日本では時に。
「集客さえできたらそれはビジネスになる。」って言っていた人の話を思い返していた。それってつまり、音がどんなに面白くなくても、だよね。人があつまればそれでオッケー。ってこの構図、どこかで見覚えが・・・。あっ、アフィリエイトだ!そりゃ、高く売れますよね・・・。

この時期に風邪をひくと本当にろくでもない

この時期に風邪をひくと本当にろくでもない

芳川です。引き続きいろいろと構想中です。
世の中にはいろいろな構想があるようですが、私の体内では風邪を引き起こしていたウイルスとの果てなき抗争が行われていました。9日(土)にrecがあり、それが終わった後急速に体調が悪くなり、熱を出して寝込み、終わった後も咳が止まらず地獄のようなひどい様相を呈しておりました。インフルエンザを除いて、咳がひどくて喋れなくなる程にまで風邪が悪化したのは本当に久しぶりで、思わず咳止め薬を駅前の薬局で買ってしまいました。その際、販売員から「本人ですよね?」などとただの風邪薬を買うのとは思えないチェックが入ったのですが、もしや相当ヤバい成分が入って居るのではないか...と一抹の不安を抱きつつも服用。いささか気分が高揚したような気もしなくはないですが、おそらくそんなものは気のせいでしょう。一方、咳はあまり止まりませんでした。Had a bad dream!

一方Recの方ですが、完全防音の某所でマイクを立ててエンジニアリング含めやってきましたが、これがまたなかなか良い物が録れました。リリース出来るの楽しみです。

Soundcloudエンコードしたときの音の変化をチェックしたり、出先で簡単に確認するために非公開プレイリストを作っていて、そちらにはもう今回の曲も含め新曲がいくつか上がっているのですが、数が増え過ぎるとどこまでが公開していて、どこまでが公開していないのか、自分と他人の境目が良くわからなくなるちょっとしたスキゾフレニアのような感覚が味わえてとても不気味です。全くオススメしません。公開していない曲にはfavがつくこともなければ、世の中で話題になるわけもありません。こんなに良い音作ってるのに全然ソーシャルでモテないじゃないか!とお悩みのあなた、ご安心ください。公開してもいないのに、んなことたぁ起るわけがない。2次元に嫁を持つより不幸です。今すぐ、公開設定をpublicにしましょう。publicにしたのに再生数が伸びないのは私のせいじゃないです。責めないでください。


同じように、風邪が引き金となって起ったいつもの体調不良*1を引き起こして、外からの情報に押しつぶされそうになると、どこまでが自分が知っていて、どこまでが知らない情報なのか良くわからなくなってこれまたとても不気味で仕方ありません。そういう時には外界との接続を絶つのがもっとも回復に近づくので意図的に連絡を遮断...なんて理性的な判断をする間もなくGmailを開こうとした瞬間に吐き気がするようになって起き上がれなくなるわけなのですが、私の脳の自分と他人を切り分ける機能が落ちて来たときに無意識的に有効になる防御反応のようなものなのかもしれません。これがまた色々な意味で大迷惑なんだよ!


そういえば先日、知人から、共通の知り合いが失踪して連絡が取れなくなったのだが行方を知らないかと聞かれたのですが、私に聞くのがちょっと間違っているような気もしつつ
「人は死ぬときは死にますし、失踪するときは失踪しますよ。いつものやつでしたら、放っておけばそのうち出てくるんじゃないでしょうか。大丈夫、なーんの心配もいりませんよ。」と明るい笑顔で答えたら、周囲が凍る音がしました。実際、周りの人が死にすぎてて良くわかりません。自分にとって、もはや生と死の境目が曖昧です。これもまた凄く不気味な感覚でしてね...。


自分が思っている実力と、世間からの信用があまりにも剥離しているとやはり不気味ですし、だんだん気が狂ってくる感じがあるかと思います。

最後に

いかがでしたか?

別に不気味な感覚コレクション展をやっているつもりはないのですが、そういったものは案外と世の中に溢れているもの。何か不気味な感覚を味わいたい!と思いたった時には、ぜひ参考にして具体的に行動に移してみてください。例えば夏になりきってない夏風邪をこじらせるとか。ろくな物じゃないものだけは保証しますよ!




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*1:学校や会社を休むときの体の良い言い訳ではなく、ここでは頭が回らなくなって体が脱力し、起きていられなくなる病状のこと

電気仕掛けの猫はヒューマノイドの夢を見るか

www.gizmodo.jp

こんな記事を読んだ。「砂粒を浮遊させる」という驚きの技術、中には耳にした方も居るのでは。
砂粒を自由に浮遊させたり動かしたりできるということは、当然その精度で音に指向性を持たせられるというわけで・・・。Stereo 2chで音を作ってるのってなんなんだろう!という気分になってきます。
画面見た感じProcessingで作ってるっぽいので機会があれば触りたいです。

挫折し続けてたプログラミングですが、近頃ぼちぼち成果が出つつあります。週1日でもいいから書き続けるとちょっとはものになってくるものなのですね。先人からしてみたらしょーもないコードなんだろうけども自分の意図した通りにコンピュータが動いてくれるのは圧巻のひと言です・・・最初の動機が自動化で空いた時間でお金貰いつつ勉強してたいっていう不純な理由だったわけですが。

こういう小さい成功体験の積み重ねがモチベーションの継続に繋がるのだろうなあ。これが一段落したらなにかwebサービス作りたいですね。wavアップするだけでマスタリングしてくれるやつとか。って、それならもうあるか。

www.landr.com

人間とコンピュータの間で音の入出力をするのに、スピーカーとオーディオインタフェースと防音室が必要なのコストだし全部コンピュータの中で完結させよう。別に頭にプラグが無くても出来るっしょ。いつになるのやら。その前にやねうらおさんが凄腕音楽プロデューサーになってしまうのだろうか。

時間とお金が欲しいよね。何かに没頭できるだけの。言う事を聞かない身体を今日も動かしつつ、限りあるリソースのなかで今日も音とテクノロジーの未来を想い、夢を見るのです。

椅子を買おう 桜を見よう 音を作ろう

昼間眠くなるのは椅子が原因だった説

芳川です。健康状態は極めて良好で、体力には自信があります。趣味はランニングです。
さて、近頃家で作業していると肩が凝って眠くなって途中で寝てしまうのはどうやら椅子の問題もその一端だったようです。社でPC触っててもまったく眠くならないのに家だとどうして・・・と疑問に思ったのがきっかけで、試しにリビングのテーブル椅子を部屋に持って来て座ってみたらあっというまによくなりました。

ただ困った事が一つありまして、当然の事ながら椅子にキャスターがついていないので横に並べてある鍵盤をさっと弾く事が出来ないのです。さあ、弾くぞと振り返ろうとすると「ガコッ」と文字通り引っかかるわけです。決して質量が大きすぎるわけではありません。

それから、テーブル椅子の困った点としてやはり腰がやられます。 5年前に25歳くらいだったクリエーターが「椅子に長時間座っていると腰にくる」と言っていたのが思い出されます。

これは近々、椅子を新調しなければならないだろうと確信したので情報収集だけはスタートしたのですが、どうやら中古だと良いものが安く買えるようです。

新しい椅子を手に入れよう

futureinsight.info

机+オフィスチェア
これは中古で揃えるのがよいと思います。今自分が買うならUSMハラーテーブル(中古で3万円)+バロンチェア(中古で2万円)あたりで計5万円を目指すと思います。



ハラーテーブルは採用企業が多いので、中古が比較的出やすく、品質高いので、机にはオススメですね。インテリアとしても及第点じゃないでしょうか。

USM Haller Table(ハラーテーブル) : デザイナーズ家具・北欧家具の通販 hhstyle.com
家具は中古で良い物を買うという方向性で頑張って安く済ませたいところです。


「椅子と言ったらアーロンチェアでしょう!」くらいにしか思っていなかったのですが、バロンチェアも結構良さそうですね。値段も比較的アフォーダブル。

もっとも、いま5万円サクっと出せるかと言われたら出せないのでしばらく食卓テーブル用の椅子で過ごす事になりそうです。どうせ買うのならやはり良いものが欲しいですし、普段目に入る光景が気分やクリエイティビティにあたえる影響というのは、やはり大きいものだと思うので美意識を持って選びたいものです。instagramドヤァ用ではありませんよ、決して。

しばらくの間肩に貼る湿布が手放せなくなりそうです( ˘ω˘ )

桜が咲いていた

そういえば先日、近所の公園の桜が咲いておりました。
桜の花はとても良いものです。
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子供の頃小学校の課外授業などで良く来た公園でもあったのですが、丘の上のあずまやから遠くに見える観覧車を眺めては、夢の国がそこにあるのだと子供ながらに思いを馳せていたのですが、先日いってみたらものの見事に遊具は撤去され、あずまやの屋根は撤去されてただの野ざらしのテーブルと椅子だけ残っていました。観覧車ももう見えなくなっており、代わりに見えるのはちょっとした工業地区の工場と煙突。なんとも殺風景なことになっておりちょっとションボリしています。八王子市ィ。

hironicaがいみじくも言いました:

経済合理性を中心に動いてるシステムの中で「ヤバいものを作ろう」と思ってもやっぱり無理があったので、さしあたり、資本主義経済に乗りつつ生きながらえていろいろとクリエイションしていきたい所存であります。もっと学んで手を動かさねばなるまい。方向性は示しましたので、あとは良き縁がありますようにと願うばかりです。ダサい音を作る事以外で現状私に出来る事は全部やっていきたい。

新曲をあげました

Yoshino Yoshikawa - Elysium
どうせなら、やすらかな夢を。


ところで、音における「ヤバいもの」ってどう定義するんでしょうね。コミュニケーションをどれだけ発生させたかというものにポピュラー音楽というものは伝統的に尺度が置かれている気がしますが。私はそうしたところに重きを置いてつくられたものにあまり美しさを感じないので、出来るだけクリアでシンプルでコンテクスト非依存の音を出そうとしていたら抽象画みたいになってきました。


先ほど友人が亡くなったという知らせが来ました。もう誰にも死んで欲しく無いです。
なんでElysiumなんてタイトルつけたんだろうね。ただの偶然とは思えない。ちくしょう。

フリーに戻りました 

芳川よしのです。友人達の婚約ラッシュを受け、結婚前には是非一筆夫婦財産契約を結んでおきたいと思う昨今であります。

さて、専属実演家契約があったわけではないですが、とある事務所にこれまで一部エージェント的機能をお願いしておりました。この度、そういった関係性が終了しフリーに戻りました。理由と致しましては「無理して向いている方向を合わせて二人三脚をしても余り良くないね」といったあたりでしょうか。

これからは、テクノロジーと芸術の狭間になにが見えるのか、これからの人生の持ち時間で確かめに行きたいと思います。これって超エキサイティング。

何かご用事のある方は私に直接連絡を頂ければと思います。ただ、今後の私は、私の為だけに音を作るのだと心に決めておりますのでサウンドプロデューサーではない純粋な受託案件はおそらくお受け出来ません。とはいえ、音楽への情熱を失ったわけではなくいろいろ動いているので今後の展開をお楽しみに。人間の感性だけで作る、おそらく最後のアルバムを計画中です。詳細は今は申し上げる時期に無いのですが、2015年の私の計画の中でも非常に楽しみなことの一つです。

これまででもっとも良い音ができつつあるなという手応えはあるのですが毎回言い過ぎてボジョレー・ヌーボーの今年のできばえより意味の薄いステートメントだと思いますし、出来てくる音の良さで一喜一憂する時期はとうに終わり、ただ淡々と続けるのみであるなという事を実感しています。

つくづく芸能でもなくビジネスでもなく音楽とテクノロジにしか興味ないんだと思います。蛇足ですが、IBMのワトソンのようなコグニティブ・コンピュータが音楽を理解する未来が早く来ると良いですね。意外と、すぐそこだったりするかもしれません。

ちなみに数学が全く出来ませんので大変苦労しております。

ホテリングゲームの失敗とミュージシャンの選択

ゲーム理論とは

ゲーム理論の思考法 ( 川西諭 2013 ゲーム理論の思考法 中経出版 )という本を読みました。数学の基礎教養が無い人でもゲーム理論の基本的な考え方が2時間程度で浚える本です。

ゲーム理論の思考法 (中経の文庫)

ゲーム理論の思考法 (中経の文庫)

ゲーム理路の中に「コーディネーション・ゲーム」というタームがあるのですが、「ゲームに参加するプレイヤーが、同調することでお互い利益を得るという構造」のゲームの事を言います。本書に書かれている具体的な例として「VHSとβ」というビデオデッキの規格争い、恋人とデートに行くときの場所の選択、エスカレーターのどちらを空けるかという暗黙のルール、ファッションにおける流行色などが挙げられていて、特に最後の流行色などは「インターカラー」という組織が2年前に「トレンドカラー」として流行色を既に決めているという陰謀論的興味をそそるような例も挙げられていたのですがコーディネーション・ゲーム自体は特に良いものでも悪いものでもありません。

ところで、中にはコーディネーションの失敗という状態があるようです。人々にとって好ましくないナッシュ均衡に落ち着いてしまう事です。

コーディネーションの失敗

  1. みなが同じ行動をしてしまう、したくなる
  2. 安定してしまうと、変える事がむずかしい


→望ましくない状態から抜け出せなくなる
ex. 残業が当たり前の職場, 会議が多すぎる職場

川西諭 (2013) ゲーム理論の思考法 中経出版 (ページNo.836)

選択肢が2つ以上あるゲームとして「ホテリング・ゲーム」というものがあるのですが、より多くの人を取り込める場所を探すという目的があります。このゲームにおいてプレイヤーが最適な場所を探してしまった場合の具体例として「駅前のある場所にラーメン屋が集中する事」「テレビの番組内容や編成が似てしまう」といった例が挙げられていました。

ホテリング・ゲームの失敗

ここからは私の皮膚感覚的な話になるのですが、おそらく日本の商業音楽もホテリング・ゲームにおいて最適な状態をプレーヤーが選択し続けたため、音楽が好きな人たちにとっては豊かな音の生態系が失われるという「失敗」とでも言えるべき状況を抱えているのだと思います。そしてこのナッシュ均衡はプレーヤーの1人が頑張ったところで変わるものではありません。ゲームを降りずにそのまま続けているだけでは消耗していくばかりなので、ゲームをする場所を変えるか、ゲームのルールを変えることを考えなくてはいけません。

どうにかしてルールと場所を変えずに音だけでどうにか変えられないのか、という非合理的な選択肢を情熱のみで取り続けていた頃があったものだと、たまに思い出す事があります。

ミュージシャンの選択

私はまず、いちプレーヤーとしてゲームをする場所を変える事にします。その上で、より良い音、エッジな音を作ったクリエーター、ミュージシャンに金銭や、その他のインセンティブが与えられるそういう仕組みを作ることにします。個人としては豊かな音の生態系にこそコミットしたいですし、それをやることにインセンティブがあるという状況を作る事で多くのミュージシャンにそこを目指してもらえる可能性があるからです。後者については後々発表したいです。

評価経済社会・電子版プラス

評価経済社会・電子版プラス

評価経済社会の概念とデータの見えざる手の概念も非常に重要です。「データの見えざる手: ウエアラブルセンサが明かす人間・組織・社会の法則」の方は本当に凄い。

プレイスタイルを変えて、ゲームルールを変えるということを限りある時間・資本・社会資本(評価資本)の中で実行していかなくてはなりません。

最近の私が思う事

良い作品というものは、聴いた人の価値基準を書き換え、気づきを与え、時に人生までも変えてしまいます。そういったところを目指してもらうには資本主義とそのパラダイムが普及しきった現代において精神性の共有だけでは都市の景観すら守れないので、評価を与える仕組みをエディットしてアーキテクチャを変えるのが良さそう。

というのも、先週京都に行って来たのですが、もう何度もいってるはずなのに日本の都市の中では比較的統一感のある町並みが見られるのではないかと期待していた自分が居たのですが、清水寺から見える光景にあらためて期待を裏切られ、現実に引き戻されました。

なぜ日本の景観やプロダクトやデザインは、こうもごちゃついてしまうのでしょうか。以前は戦後焼け野原になり思想が解体された後に高度経済成長期を迎えた事で信じられるものが物質としてあるものと資本主義以外無くなってしまったのではないか、そのような思想が景観やデザインに反映された結果ごちゃついてしまったのではないか、もしくは日本教によるものなのかという仮説を持っていたのですが、ゲーム全体を見通せない視野の狭さ、見通せたとしてもルールを変える勇気を持てないかルールを変えるという行為に対して余りにもリスクが高い(もしくは、そう信じてしまっている人が多い)所為で世の中の方向性が好ましくないナッシュ均衡に陥っているのではないかという仮説を持つ事も出来ました。

日本教の構造 山本七平の研究 「日本教の社会学」より

「中途半端に合理的」っていうのがいちばんマズいのかも。視野は狭いからルールを変えるに至らないし、好ましく無いゲームから離脱できない。ワーカホリックみたいな状態が普通だと思うようになってしまう。そうなるくらいならスピってた方がまだましです。中世の世界観に戻った方がまだましなのかもしれない。と思いかけましたが、大量のデータから機械は自ら教師無し学習することが出来るというテクノロジの進歩にはとても期待できます。なんとかそこにコミットしたい。時間がいくらあっても足りない。

私がいま出来ることとなると、時間、資本や社会資本を使い、日々勉強という自己投資をしつつ、データの見えざる手が生み出す豊かな世界が来る可能性を信じ、自分の価値基準と行動を信じ、手を動かして音やその他の成果物をアウトプットして信用を得て、自分の理想の世界に近づけて行くというフローを淡々とこなし続けるしかない。

実際アウトサイダーになってみると、人生というゲームの難しさに驚きます。そんなことどうでも良いから平穏無事に暮らしたいな。もう自分の為だけに音を作っていたいなと思う事はしょっちゅうです。ああ、めんどうくさいね。というポエムでした。

"maimai ORANGE PLUS"に楽曲が収録されました。

Yoshinoです。最近は近所のコインランドリーのドラム式洗濯機の横においてある、靴磨き洗濯機が気になっています。

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(出典:https://twitter.com/SEGA_OFFICIAL/status/495109186531774466 )

ところで、ゲームセンターに設置されているタイプのドラム式洗濯機こと「maimai ORANGE PLUS」に「ナミダと流星」が収録されました。ひとまずこちらの動画をご覧ください。

サウンドプロデュースは私、芳川よしの(@yosshibox)、ボーカルは和音(@harmonia_www), ビデオはyama_ko(@yama_ko) というなんともAquastellaな組み合わせになっております。ギターはタカヒラ。実はこの曲、世に出たのはつい先日ですが、2012年末に作った曲だったんですね。2年越しでお届けする事ができました。今の私のスタイルと聴き比べてみると面白い、タイムカプセル感もあって良いです。是非回してみて下さい!

ちなみに近所のコインランドリーは来週場所が変わってしまうようです。